捨てる広告紙やカレンダーが変身!ゼロ円でできる簡単手作り封筒
日々の暮らしの中で、郵便物や新聞と一緒に届けられる広告、役目を終えたカレンダーなどがたまっていくご家庭は多いのではないでしょうか。これらは通常であればそのままゴミ箱行きとなることが多いですが、少し手を加えるだけで、便利な「封筒」として再利用することができます。
この手作り封筒は、特別な材料や道具は一切不要で、どのご家庭にもあるものだけで作れます。不要になった紙を活用することは、ゴミを減らすゼロウェイストにつながり、市販の封筒を購入する費用も節約できます。手軽に始められるDIYとして、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
必要な材料と道具
この手作り封筒を作るために必要なのは、以下のものです。全てご家庭にあるもの、または安価で手軽に入手できるものばかりです。
- 不要な広告紙やカレンダー、チラシなど
- ハサミ
- 定規
- 鉛筆
- 糊(スティック糊、液体のり、木工用ボンドなど)または両面テープ
簡単手作り封筒の作り方
ここでは、A4サイズの紙を三つ折りにしたものがちょうど入る程度の一般的な封筒のサイズを例にご紹介します。使う紙のサイズや完成させたい封筒のサイズによって、紙のカットサイズや折り幅は調整してください。
- 紙を用意する: 封筒にしたい広告紙やカレンダーを用意します。絵柄がある面を外側にしたい場合は、その面が表になるように折ります。デザインの面白い広告や、季節感のあるカレンダーなどがおすすめです。
- 紙をカットする: 作りたい封筒の横幅の約2倍の幅と、縦幅に糊しろ分を足した長さで紙をカットします。例えば、横幅12cmの封筒を作りたい場合は、幅24cm程度にカットします。縦方向は、三つ折りにしたA4用紙が入る長形3号サイズを参考に、約23.5cm(本体21.5cm + 蓋2cm)となるように、カットする紙の長さを調整します。紙の無駄が出ないように、もとの紙のサイズに合わせて作りたい封筒サイズを調整するのも良い方法です。
- 封筒の形に折る: カットした紙を裏返し(完成した時に外側になる面が下)、横長に置きます。 まず、下の辺を上に約3cm折り上げます。これが封筒の底部分になります。定規で測るとまっすぐきれいに折れます。 次に、両側の辺を内側に折ります。このとき、最初に折り上げた底の折り目に合わせて折ると、幅が均一になります。折り幅はそれぞれ約0.8cm~1cm程度にします。この両側の折り込みが、封筒の横の糊しろになります。 最後に、上の辺を下に約2cm折り返します。これが封筒の蓋(フラップ)になります。
- 糊付けをする: 両側の約0.8cm~1cmの折り込み部分に糊をつけます。スティック糊や両面テープを使うと、紙が波打ちにくくきれいに仕上がります。 最初に折り上げた底の約3cmの折り返し部分を、両側の糊しろの上にかぶせるように貼り合わせます。しっかりと押さえて固定してください。
- 仕上げ: 糊が乾いたら、封筒の完成です。必要に応じて、角を丸くカットしたり、マスキングテープなどで飾り付けをしても個性的な封筒になります。
かかる時間と難易度
- かかる時間: 1つあたり約5分〜10分程度
- 難易度: 初級
折って貼るだけの簡単な作業なので、初めての方でも気軽に取り組めます。慣れてくると、さらに短い時間で作ることができるようになります。
期待できる効果・メリット
この手作り封筒を日常的に使うことで、以下のような効果が期待できます。
- ゴミの削減: 捨ててしまうはずだった広告紙やカレンダーを有効活用することで、家庭から出る紙ごみを減らすことができます。まさにゼロウェイストの実践です。
- 家計の節約: ちょっとしたものを入れたいときや、身内や親しい人に手紙や書類を渡す際に市販の封筒を購入する必要がなくなります。頻繁に使う方にとっては、少しずつですが着実に節約につながります。
- 実用的な活用: 手紙の郵送には使えない場合が多いですが、レシートやクーポン券の整理、写真やポストカードの一時保管、細々としたものの仕分け、フリマアプリでの簡易梱包材、そしてちょっとした現金を渡す際の袋代わりなど、様々な場面で便利に使えます。
- 個性的なデザイン: 広告やカレンダーの絵柄を活かすことで、市販品にはないユニークで楽しいデザインの封筒を作ることができます。贈る相手を思って柄を選ぶのも楽しみの一つです。
まとめ
不要になった広告紙やカレンダーは、少しの工夫で実用的でエコな手作り封筒に生まれ変わります。難しい技術は不要で、ご家庭にあるものだけで簡単に作れるため、どなたでもすぐに始められます。
ゴミを減らすだけでなく、家計の節約にもつながるこの手作り封筒、ぜひ試してみてください。身近なものを大切に使うゼロウェイストな暮らしを、楽しみながら実践していきましょう。