家庭の新聞紙・雑誌が宝物に!ゼロ円でつくる簡単エコ緩衝材
捨てずに活用!家庭にある新聞紙や雑誌で簡単エコ緩衝材づくり
荷物を送る際や、食器棚、引き出しの整理などで意外と必要になるのが「緩衝材」です。お店で購入することもできますが、繰り返し使うものではないため、コストがかさむ場合もあります。また、読み終えた新聞紙や雑誌がどんどん溜まってしまうことに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、家庭にある新聞紙や雑誌を驚くほど簡単に緩衝材として活用する方法をご紹介します。特別な材料や道具は一切不要。すぐに実践できる、ゼロウェイストと節約につながるDIYアイデアです。
必要な材料と道具
このDIYで使うのは、以下のものだけです。
- 読み終えた新聞紙または雑誌
- ハサミ(手で破る場合は不要)
- シュレッダー(お持ちであれば)
これらは全てご家庭にあるもの、あるいは簡単に入手できるものばかりです。追加の費用は一切かかりません。
作り方(チュートリアル)
新聞紙や雑誌を緩衝材として使う方法はいくつかあります。用途に合わせて使い分けることで、より効果的に活用できます。
方法1:くしゃくしゃに丸める
これが最も手軽で簡単な方法です。
- 新聞紙や雑誌のページを広げます。複数枚重ねても構いません。
- 適当な大きさに手で破るか、そのまま紙をくしゃくしゃと丸めて塊にします。
- 箱の隙間や、収納したいものの周りに詰め込んで使用します。
この方法は、箱の大きな隙間を埋めたい時や、あまり見た目を気にしない場合に適しています。非常に素早く大量の緩衝材を作ることができます。
方法2:細かく切る、または破る
細かい隙間を埋めたい場合や、デリケートなものを梱包したい場合に適しています。
- 新聞紙や雑誌のページを広げます。
- 手で細かく破るか、ハサミで細長い短冊状や小さな四角形に切っていきます。シュレッダーがあれば、シュレッダーにかけると均一なサイズのものが大量にできます。
- これを箱の中に敷き詰めたり、包みたいものの周りに詰めたりして使用します。
雑誌を使うと、色とりどりの紙片ができあがり、見た目にもおしゃれな緩衝材になります。贈答品の梱包に使うと、エコでありながら温かみのある印象になります。
方法3:棒状に丸める
箱の底に敷いたり、側面に使ったりと、ある程度形を保ちたい場合に便利な方法です。
- 新聞紙や雑誌のページを広げます。
- ページの端からきつく丸めて、棒状にします。
- 必要に応じて、できた棒を複数本並べたり、箱の形に合わせて曲げたりして使用します。
厚みを出したい場所や、箱の強度を補強したい箇所にも使えます。
方法4:蛇腹折り(ジグザグ折り)
適度なクッション性を持たせたい場合に有効です。
- 新聞紙や雑誌のページを縦長になるように折ります(A4サイズ程度など)。
- 端から約3〜5cm幅で、表、裏と交互に折っていく(蛇腹折り)します。
- できた蛇腹状のものを箱の底に敷いたり、箱のサイズに合わせて複数並べたりして使用します。
重ねて使うと、より厚みと弾力のある緩衝材になります。
かかる時間と難易度
- かかる時間: 方法1であれば、1分もかからずに大量に作れます。方法2〜4でも、10分程度あれば箱一つ分の緩衝材を作ることは十分に可能です。必要な量に応じて作業時間を調整してください。
- 難易度: いずれの方法も非常に簡単です。ハサミを使う場合も単純な作業のため、難易度:初級と言えます。特別なスキルや力は一切必要ありません。
期待できる効果・メリット
このDIYを実践することで、以下のような効果やメリットが得られます。
- ゼロウェイストの実現: 捨ててしまうはずだった新聞紙や雑誌を有効活用することで、家庭のゴミを減らすことができます。
- 大幅な節約: 緩衝材を購入する必要がなくなるため、梱包材にかかる費用をゼロにできます。頻繁に宅配便を利用する方であれば、年間数百円から数千円の節約につながる可能性もあります。また、収納グッズとして購入する緩衝シートの代わりにも使えます。
- 環境負荷の低減: 紙はリサイクル可能な素材ですが、家庭での再利用はさらなる環境負荷の低減につながります。
- スペースの有効活用: 溜まりがちな新聞紙や雑誌を、必要な時に活用できるようになります。
まとめと活用上の注意点
家庭で簡単に作れる新聞紙や雑誌の緩衝材は、ゴミを減らしながら家計も助ける素晴らしいアイデアです。フリマアプリでの商品発送、オークションでの梱包、引っ越しの荷造り、食器棚や引き出しの整理、押し入れの上段に置いたものの隙間埋めなど、様々な場面で役立ちます。
活用上の注意点:
- インクの色移り: 新聞紙のインクが梱包するものに色移りする可能性があります。衣類や白いものなどを梱包する際は、一度紙で包んでから緩衝材を詰めるなど工夫をすると安心です。雑誌の方が色移りの心配は少ないですが、念のため注意してください。
- 湿気: 新聞紙や雑誌は湿気を吸いやすい性質があります。湿気を嫌うものを梱包する際は、乾燥剤を一緒に入れるなどの対策を検討してください。
- 見た目: 新聞紙はインクの色で見た目が気になる場合があるかもしれません。贈答用など見た目を重視する場合は、雑誌を使ったり、外側だけでも綺麗な紙や布で包んだりするなどの工夫をすると良いでしょう。
読み終えた新聞紙や雑誌をゴミとして捨てる前に、ぜひ今回のアイデアを試してみてください。手軽にゼロウェイストと節約を両立できる、おすすめのDIYです。