ゼロ円で整理収納!クリーニングの針金ハンガーでつくる簡単S字フックDIY
溜まりがちなハンガーを有効活用。ゼロ円で始める簡単DIY
クリーニングに出すと増えていく針金のハンガー。使い道がなく、捨てるには少し罪悪感がある...そんな経験はありませんか? 実は、この針金ハンガーは、少し手を加えるだけで家庭で役立つ便利アイテムに生まれ変わらせることができます。
今回は、このクリーニングハンガーを使った「S字フック」の簡単な作り方をご紹介します。S字フックは家じゅうの整理収納に大活躍するアイテムですが、買うと意外とコストがかさむものです。家庭にあるハンガーを再利用すれば、費用はゼロ円。ゴミを減らすゼロウェイストにも繋がり、お財布にも優しい一石二鳥のDIYです。特別な道具は必要なく、初心者の方でも気軽に挑戦できます。
必要な材料・道具
このDIYで使うのは、クリーニングの針金ハンガーのみです。より綺麗に、しっかりとした形に整えたい場合は、ペンチがあると便利ですが、手だけでも十分に作業は可能です。
- クリーニングの針金ハンガー
- (お好みで)ペンチ
作り方(チュートリアル)
基本のS字フックの作り方です。手だけで作る方法と、ペンチを使う方法をご紹介します。
手だけで作る簡易S字フック
- ハンガーの首(フックになっている部分)を上に向けます。
- ハンガーの底辺の中央付近、または少し左右どちらかにずらしたあたりを、親指の腹でしっかり押さえながら、首の方に向かってじっくりと力を加えて曲げていきます。ここがS字の片方のカーブになります。少しずつ、様子を見ながら曲げるのがポイントです。
- 次に、ハンガーの首の根元、まっすぐになっている部分を、先ほど曲げた方向とは逆向きに曲げていきます。ここがS字のもう片方のカーブになります。
- 全体の形を調整して、S字になるように整えれば完成です。使う場所に合わせて、フックの大きさや形を調整してみてください。
ペンチを使って作るしっかりS字フック
- ハンガーの首(フックになっている部分)を上に向けます。
- ハンガーの底辺の中央付近をペンチでしっかり挟みます。
- ペンチで挟んだ部分を軸にして、ペンチを持っていない側のハンガーを首の方に向かって約90度曲げます。
- 次に、ハンガーの首の根元付近をペンチで挟みます。
- ペンチで挟んだ部分を軸にして、先ほど曲げた方向とは逆向きに約90度曲げます。
- 全体のバランスを見ながら、ペンチでフックの形を丸く整えたり、開き具合を調整したりすれば完成です。ペンチを使うと、より円に近い綺麗なS字に仕上げやすくなります。
アレンジ:簡易ズボンハンガー
S字フック以外にも、簡易的なズボンハンガーも簡単に作れます。
- ハンガーの首を上に向けます。
- ハンガーの底辺の左右の端を、内側(首の方)に向かって曲げていきます。底辺全体がV字型になるように、少しずつ力を加えてください。
- さらに内側に曲げていき、底辺が首のすぐ下の横棒にくっつくか、それに近い位置になるようにします。これでズボンやストールなどをかけられるループ状のハンガーが完成します。
かかる時間と難易度
- おおよその作業時間: 5分〜10分程度(慣れればもっと短時間でできます)
- 難易度: 初級
特別な技術は一切必要ありません。針金を曲げる単純な作業なので、DIY初心者の方でもすぐに作ることができます。
期待できる効果・メリット
- 節約効果: 100円ショップなどで売られているS字フックや簡易ハンガーは、数個入りで100円程度、または1本100円程度で購入できます。クリーニングハンガーを複数本再利用すれば、その分の購入費用をゼロにすることができます。小さな金額かもしれませんが、積み重ねることで家計の助けになります。
- ゼロウェイスト: 使わなくなったハンガーを捨てることなく再利用することで、ゴミを減らすことができます。環境負荷の低減に貢献します。
- 整理収納の促進: 作ったS字フックは、キッチンツールを吊るしたり、クローゼットで小物やベルトをかけたり、玄関で鍵をかけたりと、家じゅうの様々な場所で吊り下げ収納に活用できます。簡易ズボンハンガーは、クローゼットのスペースを有効活用するのに役立ちます。
まとめ
クリーニングの針金ハンガーは、工夫次第で便利な収納アイテムに生まれ変わります。今回ご紹介したS字フックや簡易ズボンハンガー以外にも、複数のハンガーを組み合わせることで、シューズハンガーや植物を吊るすフックなど、様々なアイテムに応用することも可能です。
作業中は、針金の切り口や先端が鋭利になっている場合がありますので、怪我をしないよう十分に注意して取り扱ってください。小さなお子様がいるご家庭では、完成したフックの設置場所にも配慮が必要です。
身近にあるものを活用して、楽しみながらゼロウェイストと節約に取り組んでみてはいかがでしょうか。