使い捨てをやめる!食品保存袋やラップを洗ってくり返し使う簡単エコ習慣
食品保存袋や食品用ラップは、食品の保存に大変便利ですが、一度使ったら捨ててしまうことが多いのではないでしょうか。毎日使うものだからこそ、そのゴミの量は積み重なるとかなりの量になります。
しかし、ちょっとした工夫で、これらの使い捨てを減らし、プラスチックゴミの削減に貢献することができます。さらに、購入頻度を減らすことで、家計の節約にもつながります。
ここでは、使用済みの食品保存袋やラップを洗ってくり返し使う、簡単で衛生的な方法をご紹介します。特別な道具は一切必要ありません。ご家庭にあるものだけで、今日からすぐに始められます。
必要な材料・道具
- 使用済みの食品保存袋またはラップ(油汚れや強い匂いが付いていないもの)
- 食器用洗剤
- スポンジまたは柔らかい布
- 洗い桶またはシンク
- 干すための場所(ピンチハンガーなど)
作り方(洗い方)
この方法は非常に簡単で、手間もほとんどかかりません。
- 軽くすすぐ: 使用済みの食品保存袋やラップに食べ物の残りかすなどが付いている場合は、まず水で軽く洗い流してください。
- 洗剤で優しく洗う:
- 食品保存袋の場合: 袋の内側と外側を、食器用洗剤を付けたスポンジや布で優しく洗います。口の部分も忘れずに洗いましょう。
- ラップの場合: 広げたラップを、洗剤を付けたスポンジや布で撫でるように優しく洗います。強く擦ると破れやすいのでご注意ください。
- 洗剤をしっかりすすぐ: 洗剤が残らないように、流水で丁寧にすすいでください。洗剤成分が残っていると、次に食品を入れた際に付着する可能性があります。
- 水気を切って干す: 洗い終わったら、水気をよく振り切り、風通しの良い場所で干します。ピンチハンガーなどに口を開けて挟んだり、物干し竿に広げたりすると早く乾きます。直接日光に当てすぎると劣化の原因となる場合があるため、日陰干しがおすすめです。
- 完全に乾いたら保管: 袋やラップが完全に乾いたら、元の箱に戻したり、たたんだり丸めたりして保管します。湿気が残っているとカビの原因になりますので、しっかりと乾かすことが重要です。
かかる時間と難易度
- かかる時間: 1枚あたり1~2分程度(乾かす時間は含みません)
- 難易度: 簡単
毎日の家事のついでに、あるいは食器洗いの流れで気軽に行うことができます。
期待できる効果・メリット
- プラスチックゴミの削減: 食品保存袋やラップの使い捨てを減らすことで、家庭から出るプラスチックゴミの量を大幅に削減できます。これはゼロウェイストの考え方に沿った行動であり、環境負荷の低減につながります。
- 家計の節約: 新しい食品保存袋やラップを購入する頻度が減るため、その分の費用を節約できます。毎日使うものであれば、小さな節約でも積み重なると年間ではまとまった金額になります。
- 資源の有効活用: せっかく作られたプラスチック製品を、一度きりで捨てずに最後まで使い切ることは、貴重な資源を大切にすることにつながります。
まとめ
食品保存袋やラップを洗ってくり返し使うことは、地球にもお財布にも優しいとても簡単なエコ習慣です。
ただし、衛生面には十分注意が必要です。肉や魚、油分の多いもの、匂いの強い食品に使用した袋やラップは、菌が繁殖しやすかったり、匂いが移りやすかったりするため、再利用には向かない場合があります。また、傷が付いたり破れたりしているものも、衛生面から再利用は控えるのが賢明です。乾物やパン、お菓子の保存、野菜くずの一時保管など、比較的衛生面の心配が少ない用途で再利用することをおすすめします。
今日からできる小さな一歩として、ぜひ試してみてください。無理のない範囲で、できることから始めてみましょう。