捨てないで!使用済みカイロで超簡単エコ消臭・除湿剤の作り方
使用済みのカイロ、皆様はどのようにされていますでしょうか。多くの場合、使い終わったらそのまま燃えるゴミとして処分されているかと思います。しかし、実はその使用済みカイロ、家庭内の気になるニオイや湿気対策に、大変役立つエコアイテムに生まれ変わらせることができるのです。
この記事では、使い終わったカイロを無駄なく活用し、手間なく作れる簡単エコ消臭・除湿剤の作り方をご紹介します。特別な材料や道具は一切必要ありません。身近にあるもので、簡単にゼロウェイストと節約を同時に実現しましょう。
使用済みカイロで消臭・除湿剤を作るメリット
使用済みカイロの内部には、活性炭やバーミキュライトなどの吸湿性・消臭性のある素材が含まれています。これらを活用することで、以下のようなメリットが得られます。
- ゴミの削減: 使用済みカイロをすぐに捨てずに再利用するため、ゴミを減らすことができます。
- 家計の節約: 市販の消臭剤や除湿剤を購入する費用を抑えることが可能です。
- 簡単・手軽: 短時間で、どなたでも簡単に作ることができます。
- 様々な場所で活用: 靴箱、クローゼット、引き出し、シンク下など、湿気やニオイが気になる様々な場所で使えます。
必要な材料・道具
このDIYで使う材料と道具は、全てご家庭にあるものです。
- 使用済みカイロ(衣類などに貼るタイプや貼らないタイプ、どちらでも可)
- ハサミ または カッターナイフ
- 粉末を入れる袋(以下のいずれかをご用意ください)
- 不要になった布(古タオル、着なくなったTシャツなど、通気性の良いもの)
- お茶パック
- 排水口ネット
- 袋の口を縛るもの(輪ゴム、ひも、タコ糸など)
作り方(チュートリアル)
それでは、具体的な作り方をご説明します。非常に簡単なステップで完成します。
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使用済みカイロをカットする 使用済みカイロの袋を、ハサミまたはカッターナイフで端を少し切ります。中の黒っぽい粉末が出しやすいように、数センチ程度切るだけで十分です。勢いよく切ると粉末が飛び散ることがありますので、ゆっくりと丁寧に進めてください。
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中の粉末を取り出す 切り口から、カイロの中に入っている黒っぽい粉末を全て取り出します。粉末が飛び散らないように、新聞紙などを敷いてから作業することをおすすめします。
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粉末を乾燥させる(推奨) 取り出した粉末を、平らな容器や新聞紙などの上に広げます。風通しの良い場所で半日~一日ほど置いておくと、より吸湿・消臭効果が高まります。必須の工程ではありませんが、一手間加えることで効果アップが期待できます。
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袋に粉末を移し替える 用意した布やパックの中に、乾燥させた(またはそのままの)粉末を全て移し替えます。布を使う場合は、適当な大きさにカットした布の中央に粉末を乗せます。
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袋の口を閉じる 粉末を入れた袋の口を、輪ゴムやひもを使ってしっかりと閉じます。粉末が漏れ出さないように、二重に縛るか、輪ゴムで数回巻き付けて固定してください。布の場合は、端をまとめて巾着のように縛ります。
これで、エコ消臭・除湿剤の完成です。
かかる時間と難易度
- かかる時間: 粉末を取り出して袋に詰める作業自体は、5分~10分程度で完了します。粉末の乾燥を含めても、作業時間は短時間です。
- 難易度: 初心者向け・非常に簡単です。特別な技術は一切必要ありません。
期待できる効果・メリット
完成したエコ消臭・除湿剤は、湿気やニオイが気になる様々な場所に置いてご活用いただけます。
- 靴箱: じめじめした湿気やこもったニオイの対策に。靴の中に直接入れても良いでしょう。
- クローゼット: 衣類の湿気やカビ防止に。ハンガーに吊るしたり、棚の隅に置いたりします。
- 引き出し: 衣類や小物の保管場所の湿気やニオイを抑えます。
- シンク下・洗面台下: 湿気が溜まりやすい場所の除湿に。
- 車内: 車内のこもったニオイ対策に。
効果は、置く場所の湿度やニオイの度合い、使用するカイロの量によって異なりますが、一般的に数週間から1ヶ月程度持続することが期待できます。効果が薄れてきたと感じたら、新しい使用済みカイロで作ったものと交換してください。交換したものは、そのまま燃えるゴミとして処分できます。
まとめ
使い終わったカイロを捨てる前に、簡単なひと手間で家庭内の湿気やニオイ対策に役立つアイテムに変身させることができます。これはまさに、ゼロウェイストの考え方を日々の生活に取り入れる素晴らしい方法の一つです。
特別なものを買う必要はなく、ご家庭にある不要品を賢く再利用することで、ゴミを減らし、家計の節約にもつながります。ぜひ一度お試しいただき、エコで快適な生活を送るための一助としていただければ幸いです。