家庭の裏紙で節約!簡単手作りメモ帳の作り方
はじめに
家庭で出る不要になった書類やプリント、いわゆる「裏紙」。一度使ったら捨てるしかないと思っていませんか。実は、この裏紙を有効活用することで、ゼロウェイストに貢献できるだけでなく、家計の節約にもつながる便利なアイテムが手作りできます。
今回は、特別な材料や難しい技術は一切不要で、誰でも簡単にできる「裏紙を使った手作りメモ帳」の作り方をご紹介します。
用意するもの
このDIYに必要なのは、ご家庭にある身近なものだけです。
- 不要な裏紙: A4やB5など、ご家庭で出た裏紙を必要な枚数(10枚〜30枚程度が扱いやすいです)
- ハサミ、またはカッターと定規、カッターマット: 紙を切るために使用します。複数枚を綺麗に切り揃えたい場合はカッターが適しています。
- 紙を綴じるもの: 以下のいずれか、または複数
- ホッチキスと芯
- クリップ(数個)
- 木工用ボンドなどの液体糊
- 穴あけパンチと紐やリング(お好みで)
手作りメモ帳の作り方
とても簡単なステップで手作りメモ帳が完成します。今回は、カッターとホッチキスを使った方法を中心に説明しますが、他の道具でも応用できます。
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裏紙を選んで準備する
- 手作りメモ帳に使いたい裏紙を用意します。
- 印刷されている面の内容を確認してください。個人情報などが含まれている場合は、シュレッダーにかけるなど適切に処理するか、印刷面が表にならないように重ねるなどの配慮をしてください。
- 破れたり汚れたりしている部分は避けるか、取り除いてください。
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作りたいサイズを決める
- 元の裏紙のサイズ(A4など)を活かして、作りたいメモ帳のサイズを決めます。例えば、A4を半分に折ったA5サイズ、さらに半分に折ったA6サイズ、細長くカットしたサイズなど、用途に合わせて自由に設定できます。
- 複数のサイズを作っておくと便利です。
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紙を重ねてカットする
- 作りたいメモ帳の枚数分の裏紙を重ねます。枚数が多すぎるとカットしにくくなるため、10枚~30枚程度に分けると良いでしょう。
- 重ねた紙の端をきれいに揃えます。
- 決めたサイズに合わせて、定規を当ててカッターで裁断します。カッターを使用する際は、カッターマットの上で行い、手を切らないように十分注意してください。紙がずれないようにしっかりと定規を押さえることがきれいに仕上げるコツです。ハサミを使う場合は、少しずつ丁寧に切るようにしてください。
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紙束を綴じる
- カットした紙束の端をもう一度きれいに揃えます。
- 選んだ方法で紙を綴じます。
- ホッチキス: 紙束の一辺、または角を数カ所ホッチキスで留めます。角を斜めに留めると、ページをめくりやすくなります。
- クリップ: 紙束の端を複数個のクリップで挟みます。最も手軽ですが、紙がバラけやすい場合があります。
- 液体糊: 紙束の一辺に木工用ボンドなどを薄く均一に塗り、乾燥させます。完全に乾くと、市販のブロックメモのように1枚ずつ剥がして使えるようになります。塗る量が多すぎると紙同士がくっつきすぎてしまうため注意が必要です。
- 穴あけパンチ+紐/リング: 紙束の一辺に数カ所穴を開け、そこに紐やリングを通してまとめます。
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(オプション)表紙をつける
- お好みで、厚紙やきれいなデザインの紙などをメモ帳のサイズに合わせてカットし、表紙として一番上に重ねて一緒に綴じると、よりオリジナリティのあるメモ帳になります。
これで、世界に一つだけのエコな手作りメモ帳の完成です。
かかる時間と難易度
- かかる時間: 10分~20分程度(乾燥時間を除く)
- 難易度: 初級
期待できる効果・メリット
- ゴミの削減: 不要な裏紙を捨てることなく再利用できます。これはゼロウェイストに直接つながる行動です。
- 家計の節約: 新しくメモ帳を購入する必要がなくなります。特にメモをよく使う方にとっては、年間でかかるメモ帳代をゼロにすることができます。
- 必要なサイズのメモ帳ができる: 市販されていない、自分の使いやすいサイズや形のメモ帳を自由に作ることができます。
- 手軽に始められる: 特別な材料や道具は不要で、思い立った時にすぐに取り掛かれます。
まとめ
家庭で簡単にできる裏紙を使った手作りメモ帳は、ゼロウェイストと家計の節約を同時に実現する素晴らしいアイデアです。お子様と一緒に、夏休みの自由研究として取り組むのも良いかもしれません。ただし、カッターやハサミを使う際は、小さなお子様から目を離さないよう十分ご注意ください。
ぜひ、ご家庭で眠っている裏紙を活用して、エコで便利な手作りメモ帳を作ってみてください。