捨てないで!トイレットペーパーの芯で簡単エコな種まきポットDIY
はじめに
家庭で使い終わったトイレットペーパーの芯、どのようにされていますか?多くの方がそのまま捨ててしまうかもしれません。しかし、このトイレットペーパーの芯は、ちょっとした工夫で素晴らしいゼロウェイストアイテムに生まれ変わります。今回は、この芯を活用して、簡単でエコな「種まきポット」を作る方法をご紹介します。
市販の種まきポットは便利ですが、お金もかかりますし、使い捨てだとゴミも出ます。トイレットペーパーの芯を使えば、材料費はゼロ円。さらに、苗が育ったらそのまま土に植えられるので、プラスチックゴミを出さずに済み、根を傷める心配もありません。家庭菜園を始めたいけれど、あまり道具にお金をかけたくない、気軽に挑戦したいという方にもおすすめです。
必要な材料・道具
このDIYに必要なものは、すべてご家庭にあるものばかりです。
- トイレットペーパーの芯: 使い終わったものを必要な個数分
- ハサミ: 芯に切り込みを入れるために使用します
これだけです。特別な材料や道具は一切必要ありません。種まきには別途、種と種まき用の土、水が必要です。
作り方(チュートリアル)
トイレットペーパーの芯を使った種まきポットの作り方はとても簡単です。以下のステップに従って進めてください。
- トイレットペーパーの芯を準備する: 使い終わったトイレットペーパーの芯を用意します。特に長さ調整の必要はありませんが、必要に応じてハサミでカットしても構いません。
- 切り込みを入れる: 芯の片方の端から、約1cm程度の深さで、ハサミで4箇所に均等な切り込みを入れます。ちょうど十字になるようなイメージです。
- 底を折り込む: 切り込みを入れた部分を、内側に向かって順番に折り込んでいきます。全ての切り込みを折り込むことで、芯の端に底ができます。しっかりと折り込んで、土が漏れ出さないように底面を平らに整えてください。
- 土を入れる: 底ができたら、ポットの中に種まき用の土を入れます。芯の上端から1〜2cm程度下の位置まで土を入れるのが目安です。
- 種をまく: 土を入れたら、種の大きさに合わせて適量の種をまきます。種の袋に記載されている「まき方」を参考にしてください。
- 水をやる: 種をまいたら、優しく水やりを行います。土が湿る程度で十分です。
これで、トイレットペーパーの芯を使ったエコな種まきポットの完成です。芽が出るまで日当たりの良い場所で管理してください。
かかる時間と難易度
- かかる時間: 1個あたり約1〜2分
- 難易度: 初級(初心者向け)
ハサミで切り込みを入れて折り込むだけなので、お子様と一緒に楽しみながら作ることもできます。
期待できる効果・メリット
このDIYで得られる効果は、主に以下の点です。
- ゼロ円でのポット入手: 種まきポットを新しく購入する必要がないため、家計の節約になります。
- ゴミの削減: 使い終わったトイレットペーパーの芯を再利用するため、家庭から出るゴミを減らすことができます。ゼロウェイストに貢献できます。
- 環境への配慮: 完成したポットは紙製なので、苗が十分に育ったら、ポットごと畑や大きめの鉢に植え替えることができます。これにより、プラスチック製のポットゴミが出ないだけでなく、植物の根を傷つけることなくスムーズに移行できます。
- 手軽な家庭菜園: 特殊な道具なしで始められるため、家庭菜園へのハードルが下がります。
まとめ
トイレットペーパーの芯は、簡単にエコな種まきポットとして再利用できます。お金をかけずにゴミを減らし、手軽に植物を育てる喜びを体験できる素晴らしいアイデアです。
作成上の注意点:
- 紙製のため、水を与えすぎるとふやけて形が崩れやすくなります。水やりは土の表面が乾いたら行うようにし、必要に応じて受け皿を使用すると良いでしょう。
- 直射日光が強すぎる場所では、芯が早く乾燥しすぎたり、逆に蒸れたりすることがあります。置き場所を工夫してください。
この簡単なDIYをきっかけに、ご家庭にある様々なものの再利用について考えてみるのはいかがでしょうか。少しの工夫で、無理なく楽しくゼロウェイストな生活に近づくことができるはずです。