ゴミを減らす簡単DIYライフ

家庭にあるものでエコ!ペットボトルで作る簡単ジョウロとじょうご

Tags: ペットボトル, DIY, ゼロウェイスト, 節約, 再利用

はじめに

日々の生活で、私たちは多くのペットボトルを消費しています。飲み終わった後のペットボトルは、適切に分別すればリサイクルされますが、そのまま捨てるのではなく、少しの工夫で便利なアイテムに生まれ変わらせることができます。今回は、家庭にあるペットボトルを活用して、小さな植物への水やりや、液体の詰め替えに便利な「簡易ジョウロ」と「じょうご」を簡単に手作りする方法をご紹介します。特別な道具や材料は一切不要で、ゼロウェイストと家計の節約にもつながる、どなたでもすぐに実践できるアイデアです。

必要な材料・道具

材料はこれだけです。全てご家庭に既にあるもの、または近所の100円ショップなどでも安価に入手できるものばかりです。

作り方(チュートリアル)

共通の下準備

  1. まず、使用するペットボトルを水でよく洗い、中をきれいにします。
  2. ラベルやキャップについているリングなども剥がしておくと、より清潔で扱いやすくなります。
  3. しっかりと乾燥させます。

簡易ジョウロの作り方

下準備が終わったペットボトルを使って、簡易ジョウロを作ります。

  1. キャップに穴を開ける: ペットボトルのキャップを用意します。キリ、釘、または画鋲など、先の尖ったものを使って、キャップの平らな面に数カ所穴を開けます。穴の数や大きさで、水の出方を調整できます。細かくたくさんの穴を開ければシャワーのように、大きく数カ所だけならまとまって水が出ます。火を使って金属の先を熱すると穴を開けやすくなりますが、火傷に十分注意し、換気をしっかり行ってください。
  2. 持ち手を作る(任意): ペットボトルの側面に、持ちやすいようにカッターナイフで切り込みを入れます。ペットボトルを横に倒し、キャップとは反対側の側面の中央あたりに、縦に約10cm、横に約5cm程度の長方形の切り込みを入れるイメージです。切り込みを入れた部分を少し内側に押し込むと、簡単な持ち手になります。手を切らないように慎重に作業してください。
  3. 完成: キャップをペットボトルに取り付ければ、簡易ジョウロの完成です。ペットボトルに水を入れて、キャップ側を下にして傾ければ、水が出ます。

簡易じょうごの作り方

次に、簡易じょうごを作ります。

  1. 底を切り落とす: 下準備が終わったペットボトルを用意します。油性ペンで、ペットボトルの底から約10cm〜15cm程度の位置に線を引きます(容器の口の大きさに合わせて調整してください)。この線に沿って、カッターナイフまたはハサミを使って、ペットボトルの底の方を切り落とします。円周に沿って、まっすぐに切るように意識します。最初はカッターナイフで切り込みを入れ、そこにハサミを差し込むと切りやすい場合があります。
  2. 切り口を整える: 切り落とした部分の切り口が尖っていると危険です。ハサミを使って、切り口を滑らかに整えます。少し内側に折り込むように切ったり、細かく切り込みを入れたりすることで、怪我のリスクを減らせます。
  3. 完成: ペットボトルのキャップ側を下にすれば、簡易じょうごとして使えます。切り落とした方の広い口から液体を入れ、キャップの口から注ぎ込みたい容器に移します。

かかる時間と難易度

どちらも、材料の下準備を除けば、作業時間はわずかです。特別な技術は必要なく、ハサミやカッターの使い方に注意すれば、どなたでも簡単に作ることができます。

期待できる効果・メリット

まとめ

家庭で手軽に手に入るペットボトルは、工夫次第で様々なものに生まれ変わらせることができます。今回ご紹介した簡易ジョウロやじょうごは、その中でも特に簡単に作れて、日々の暮らしの中で役立つ実用的なアイテムです。

ハサミやカッターナイフを使用する際は、常に指を切らないよう十分注意し、安定した場所で作業を行ってください。特に小さなお子様がいるご家庭では、作業中はもちろん、完成したアイテムの切り口にも注意が必要です。

ペットボトルの再利用は、ゴミを減らすだけでなく、資源を大切にする意識を高めるきっかけにもなります。ぜひ、身近なものを使った簡単DIYで、エコで賢い生活を楽しんでみてください。