縫わずにできる！古着Tシャツで作る簡単コースターDIY
はじめに
着なくなってしまったTシャツ、どのようにされていますか？まだ布として使えるのに、そのまま捨ててしまうのはもったいないと感じている方もいらっしゃるかと思います。そんな古着Tシャツを活用して、暮らしに役立つアイテムを簡単に手作りしてみませんか。
今回は、針や糸を使わずに、布の切れ端を活用してできる「コースター」の作り方をご紹介します。家庭にある身近なもので手軽に始められ、ゴミを減らしながら家計の節約にもつながる、ゼロウェイストなDIYです。
必要な材料・道具
このDIYに必要なものは、どのご家庭にもあるものばかりです。
- 古着のTシャツ: 綿素材で伸縮性のあるものが扱いやすいです。色々な色のTシャツを使うと、カラフルなコースターが作れます。
- ハサミ: 布が切れる一般的なハサミで構いません。
- 定規またはメジャー: 布をまっすぐ切るための目安に使います。
特別な材料や道具は一切必要ありません。
作り方（チュートリアル）
さあ、古着Tシャツをコースターに生まれ変わらせましょう。手順はとてもシンプルです。
- Tシャツを裁断する準備: Tシャツの裾の縫い目部分や首周りのリブ部分は厚みがあったり硬かったりするため、避けて使用するのがおすすめです。布のきれいな部分を選びましょう。
- 布を細長く切る: Tシャツの胴体部分などを、幅1.5cm〜2cm程度の細長いひも状に切っていきます。輪になるように、裾から横方向にグルグルと螺旋状に切っていくと、長いひもができます。切り始めは少し難しいかもしれませんが、大体同じ太さになるように意識しながら進めてください。多少いびつでも大丈夫です。コースター1個につき、長さが十分な布ひもを3〜4本程度用意すると良いでしょう。
- 布ひもを結んで三つ編みを作る: 用意した布ひもの端を結び、結び目が中心になるようにして3本で三つ編みを始めます。少しきつめに編んでいくと、しっかりとしたコースターになります。コースターの直径になるまで三つ編みを続けます。一般的なコースターサイズ（直径8cm〜10cm程度）にするには、約40cm〜50cmほどの三つ編みが必要です。
- 三つ編みを巻いて形作る: 完成した三つ編みの端（結んでいない方）から、中心に向かってグルグルと円形に巻いていきます。巻き始めはしっかりと中心を固定するように巻きつけます。
- 巻き終わりを固定する: 最後まで巻き終えたら、巻き終わりの端を、既に巻いてある三つ編みの隙間に差し込んだり、他の布ひもの端と結んで隠したりして固定します。目立たないように内側に引き入れるのがきれいに仕上がるコツです。
- 形を整える: 巻き終わった円形を、手で押さえて形を整えれば完成です。
かかる時間と難易度
- おおよその作業時間: 1個あたり10分〜20分程度
- 難易度: 初級（とても簡単）
布を切るところから始めても、1時間あれば数個のコースターを作ることができます。テレビを見ながらでもできるほど簡単な作業です。
期待できる効果・メリット
- ゴミの削減: 捨てるはずだった古着を再利用することで、衣類ゴミを減らすことができます。
- 家計の節約: 新しいコースターを購入する必要がなくなるため、その分の費用を節約できます。例えば、100円ショップでコースターを4枚買うと440円（税込）かかりますが、古着を使えばゼロ円で作れます。
- 布の有効活用: 中途半端なサイズの布の切れ端も無駄なく活用できます。
- 手軽な達成感: 短時間で簡単に実用的なアイテムが作れるため、DIY初心者の方でも達成感を得られます。
- オリジナリティ: Tシャツの色や柄の組み合わせで、世界に一つだけのオリジナルコースターが作れます。
まとめ
古着Tシャツを使ったコースター作りは、手軽に始められるゼロウェイストなDIYです。縫う必要がないため、裁縫が苦手な方でも安心して挑戦できます。
布の厚みや伸縮性によって仕上がりの印象が変わるので、色々なTシャツで試してみるのも楽しいでしょう。完成したコースターは、普段使いはもちろん、お客様がいらした際にも活躍してくれます。
ぜひ、次の休日にでも、ご家庭に眠っている古着Tシャツを活用して、簡単エコなコースター作りに挑戦してみてください。
注意点: 布製のコースターは燃えやすい性質があります。火気の近くで使用する際は十分にご注意ください。熱すぎるものを置くと焦げ付きの原因になる場合があります。
応用アイデア
- 複数の色のTシャツの布ひもを組み合わせると、カラフルなマーブル模様のようなコースターが作れます。
- もっと太く切った布ひもを使ったり、三つ編みではなく四つ編みや輪編みのような方法で編んでいくと、鍋敷きや小さなマットを作ることも可能です。
- 編んだ布ひもを円形ではなく楕円形や四角形に巻いていくと、形のアレンジも楽しめます。
簡単DIYで、賢く、楽しく、ゴミを減らす生活を続けていきましょう。