ゴミを減らす簡単DIYライフ

牛乳パックで簡単水耕栽培!キッチンで手軽に始めるゼロ円野菜作り

Tags: 牛乳パック, 水耕栽培, ゼロウェイスト, 節約, 簡単DIY

はじめに

家庭で必ず出る牛乳パック。飲み終わったら捨ててしまうことが多いかと思いますが、これを活用して、キッチンで手軽にできる水耕栽培の容器を作ってみませんか?特別な道具や材料は必要ありません。どのご家庭にもあるハサミやカッターナイフ、そして牛乳パックがあればすぐに始められます。

買ってきた豆苗やネギの根っこを水に浸けておけば、また伸びてきて収穫できる「再生栽培」にこの手作り容器はぴったりです。牛乳パックを再利用することでゴミを減らせるだけでなく、野菜の一部を何度も収穫できれば食費の節約にもつながります。キッチンに緑が増えて、見た目にも楽しいですよ。

必要な材料・道具

準備するものは以下の通りです。

作り方(チュートリアル)

牛乳パック水耕栽培容器の作り方を順を追って説明します。作業時間はおよそ10分程度です。カッターナイフを使う際は、ケガをしないよう十分に注意してください。

  1. 牛乳パックを洗って乾かす 牛乳パックをきれいに洗い、しっかりと乾かします。洗った後、中に残った水分を拭き取るか、逆さまにして置いておくと早く乾きます。内側の銀色の部分もそのまま使用します。
  2. 上部を切り取る 牛乳パックの上部、口が開く部分を切り取ります。牛乳パックの底から約10cm〜12cmの高さで水平に切りましょう。まっすぐに切りたい場合は、定規を使って線を引き、それに沿ってカッターナイフで切り込みを入れてからハサミを使うときれいにできます。これが容器の下部(水を溜める部分)になります。
  3. フタ(上部)を作る 手順2で切り取った牛乳パックの上部を使います。ここから高さ約5cmのところで水平に切り取ります。これが容器の上部(野菜をセットする部分)になります。
  4. 上部を加工する 手順3で切り取った上部を逆さまにし、手順2で作った下部本体に差し込みます。差し込んだ状態で、上部の底にあたる部分(逆さまにした時の上面)に、育てる野菜の根が通るくらいの穴をハサミで開けます。再生栽培する豆苗やネギなら、根の塊が収まる大きさに、小さな種から育てる場合は小さめの穴を数カ所開けます。
  5. 窓を開ける(推奨) 下部本体の側面に、深さ5cm程度の窓を2~3箇所開けます。これは水位を確認しやすくするためと、根に光を当てることで成長を促すためです。カッターナイフを使う際は、下にカッターマットを敷くなどして安全に注意してください。窓を開けない場合は、水位確認が難しくなります。
  6. セットする 下部本体に水を入れます。水の量は、手順4で作った上部を逆さまにセットした時に、上部の底面が少し水に浸かる程度にします。水位が高すぎると根が呼吸できず腐りやすくなるため注意が必要です。
  7. 野菜をセットする 穴を開けた上部を逆さまのまま下部本体にセットします。開けた穴に、育てたい野菜(豆苗の根、ネギの根、種など)をセットします。根が水に浸かるように位置を調整します。
  8. 光を遮る工夫をする(重要) 根は光に当たると傷みやすいため、本体の側面に開けた窓以外は、光が当たらないように覆うことをお勧めします。不要な紙や布、アルミホイルなどを外側に巻き付け、セロハンテープやガムテープで固定すると良いでしょう。これで根腐れを予防できます。外側に好きな紙を貼れば、キッチンに置いたときにもおしゃれになります。

これで牛乳パックを使った水耕栽培容器の完成です。

かかる時間と難易度

ハサミやカッターナイフを使う部分がありますが、基本的な作業は切って組み合わせるだけなので、どなたでも手軽に挑戦できます。

期待できる効果・メリット

この手作り水耕栽培容器を使うことで、様々なメリットが得られます。

まとめ

牛乳パックを使った簡単な水耕栽培容器は、家庭にあるもので気軽に始められるゼロウェイスト&節約アイデアです。特別なスキルも道具も必要ありません。まずは豆苗やネギの再生栽培から挑戦してみてはいかがでしょうか。

育てる際は、水が減ってきたら定期的に足し、水が濁ってきたら交換してください。根が密集しすぎたり、水が古くなったりすると根腐れの原因になります。また、光を遮る工夫をすることで、より元気に育ちやすくなります。ぜひ、牛乳パックを捨てずに、キッチンで手軽な緑のある暮らしを始めてみてください。