捨てずに賢く!古ネットやハギレで作る簡単泡立てネットDIY
はじめに
固形石鹸は、使っていくうちに小さくなってくると、泡立てにくくなったり、扱いが難しくなったりすることがあります。小さくなった石鹸カスを捨てるのはもったいないと感じつつも、つい新しい石鹸を下ろしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、家庭にある使い古しのネットや小さなハギレを活用して、石鹸カスを最後まで無駄なく使い切るための「簡単泡立てネット」の作り方をご紹介します。特別な材料や道具は一切不要で、手軽にできるゼロウェイストと節約につながるアイデアです。
必要な材料・道具
この泡立てネットを作るために必要なものは、ご家庭に既にあるものばかりです。
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材料:
- 使い古しのネット:玉ねぎやミカンが入っていたネット、古くなった洗濯ネットなど、泡立ちやすい目の粗いネットが適しています。
- ハギレや不要な布:ガーゼや薄手のタオルなど、泡立ちを助ける柔らかい布が適量(ネットより一回り小さいサイズ)。
- 丈夫な糸または細い紐:ネットの口を閉じたり、吊り下げ用のループを作ったりするために使用します。
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道具:
- ハサミ
- 縫い針(糸を使う場合)
作り方(チュートリアル)
ミシンを使わず、手縫いや紐で縛るだけで簡単にできます。
- ネットをカットする: 泡立てネットとして使いやすいサイズに、使い古しのネットをハサミでカットします。目安としては、一辺が15cm〜20cm程度の正方形、またはそれくらいのサイズ感になるように切り取ります。ネットの種類や作りたいサイズに合わせて調整してください。
- ハギレを準備する: 用意したハギレや不要な布を、ネットより一回り小さいサイズ(例:10cm〜15cm程度の正方形)にカットします。この布は、ネットの中で石鹸が滑るのを防ぎ、泡立ちを良くする役割があります。
- 石鹸カスと布を包む: カットしたネットを広げ、中央に準備したハギレや布を置きます。その上に、使い切りたい石鹸カスを乗せます。もし、これから出る石鹸カスを入れる予定であれば、この段階で石鹸カスがなくても構いません。
- ネットの口を閉じる: ネットの端を全て持ち上げるようにして、石鹸カスと布を包み込みます。集まったネットの口の部分を、丈夫な糸でしっかりと縫い合わせるか、または細い紐でぐるぐる巻きにして固く縛ります。隙間なく閉じることが大切です。
- 吊り下げループを作る: 口を閉じた部分に、石鹸ネットを吊り下げて保管するためのループを取り付けます。余った糸や紐を使って、輪になるように結びつけるか、縫い付けます。洗面所やお風呂場に吊るしておくと、水切れが良く衛生的です。
これで、簡単手作り泡立てネットの完成です。
かかる時間と難易度
- かかる時間: 10分〜20分程度
- 難易度: 簡単(初心者向け)
期待できる効果・メリット
- 石鹸カスの完全活用: 小さくて使いにくかった石鹸カスを、最後まで無駄なくきれいに使い切ることができます。これにより、石鹸を買い替える頻度が減り、家計の節約につながります。
- ゴミの削減: 使い古しのネットやハギレ、石鹸カスといった通常なら捨ててしまうものを再利用することで、家庭から出るゴミを減らすことができます。ゼロウェイストな暮らしに一歩近づけます。
- 豊かな泡立ち: ネットと布の効果で、少量でも簡単にきめ細かくクリーミーな泡を作ることができます。手で泡立てるよりも効率的です。
- 経済的: 新しい泡立てネットを購入する必要がなくなります。年間で考えると、数百円程度の節約になる可能性もあります。
- 衛生的: 吊り下げて保管できるループ付きなので、使用後にしっかりと水を切ることができ、衛生的です。
まとめ
家庭にある身近なものを活用した簡単泡立てネットのDIYは、石鹸カスの無駄をなくし、ゴミを減らし、さらに家計の節約にもつながる、まさに一石三鳥のアイデアです。手軽にできる作業ですので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
使い終わった石鹸カスは、口をほどいて追加することができます。ネットが古くなったり破れたりした場合は、新しいネットと交換して作り直すことも可能です。
このような小さな工夫の積み重ねが、地球にもお財布にも優しい暮らしへと繋がっていきます。