卵の殻で作る簡単クレンザー
家庭にあるものでピカピカに!卵の殻で作る簡単クレンザー
毎日料理をしていると、どうしても出てしまう卵の殻。栄養価が高いのは中身だけと思われがちですが、実は殻にもカルシウムなどが豊富に含まれており、意外な活用法があります。特に、キッチンやお風呂などの水回りの掃除に役立つクレンザーとして再利用できることをご存知でしょうか。
市販のクレンザーを購入せずに済むため、家計の節約にもつながりますし、捨てるはずだったものを活用することは、ゼロウェイストにも貢献します。今回は、家庭にあるものだけで手軽に作れる、卵の殻を使った手作りクレンザーの作り方をご紹介します。特別な技術は一切必要ありませんので、ぜひ試してみてください。
必要な材料・道具
ご自宅に必ずあるものばかりです。新たに購入する必要はありません。
- 卵の殻:数個分
- すり鉢とすりこぎ、またはミキサーやフードプロセッサー
- 新聞紙やキッチンペーパー
- 密閉できる保存容器(ジャムの空き瓶など)
作り方(チュートリアル)
手順は非常にシンプルです。乾燥させて砕くだけの簡単な作業です。
- 卵の殻を洗う: 卵を使った後の殻の内側を水で綺麗に洗い、薄い膜を取り除きます。汚れが残っているとカビの原因になりますので、丁寧に洗いましょう。
- 卵の殻を乾燥させる: 洗った殻を新聞紙やキッチンペーパーの上に広げ、風通しの良い場所でしっかりと乾燥させます。数時間から1日程度かかる場合があります。急ぐ場合は、電子レンジで数十秒加熱したり、オーブントースターの余熱などを利用して短時間で乾燥させることも可能ですが、焦げ付かないように注意してください。完全に乾燥させることが、後の工程と保存性を高める上で重要です。
- 卵の殻を細かく砕く: 乾燥した卵の殻をすり鉢に入れ、すりこぎで粉状になるまですりつぶします。力を入れすぎると飛び散ることがありますので、ゆっくりと行いましょう。すり鉢がない場合は、丈夫な袋に入れて麺棒などで叩いたり、ミキサーやフードプロセッサーを使っても構いません。ミキサーなどを使用する際は、少量ずつ様子を見ながら行ってください。
- 粉末を保存する: 粉状になった卵の殻を、密閉できる保存容器に移します。湿気を吸うと固まってしまうため、しっかりと蓋をして保管してください。
これで、手作り卵の殻クレンザーの完成です。
かかる時間と難易度
- 準備時間(乾燥除く): 10分程度
- 乾燥時間: 数時間〜1日(方法による)
- 粉砕作業: 10〜15分程度
- 合計時間: 乾燥時間を含まなければ20〜30分程度
- 難易度: 初級(非常に簡単)
期待できる効果・メリット
手作り卵の殻クレンザーを使うことで、様々な効果が得られます。
- 洗浄・研磨効果: 卵の殻の細かい粒子が研磨剤となり、シンクの水垢や鍋の焦げ付きなど、軽い汚れを落とすのに役立ちます。
- 消臭効果: 卵の殻には微細な穴が多く、臭いを吸着する効果が期待できます。
- 家計の節約: 市販のクレンザーを購入する必要がなくなるため、掃除用品にかかる費用を削減できます。
- ゴミの削減: 捨てるはずだった卵の殻を有効活用することで、家庭から出るゴミを減らすことができます。
- 環境負荷の低減: 自然由来の材料である卵の殻を使用するため、環境への負荷が少ない方法で掃除ができます。
使用する際は、濡らしたスポンジなどに適量をつけて、優しく磨いてください。使用後はしっかりと水で洗い流すことを忘れないでください。
まとめ
卵の殻を使った手作りクレンザーは、身近にあるもので簡単に作ることができ、エコと節約を同時に実現する素晴らしい方法です。研磨剤として効果があるため、シンクや洗面台、お鍋の軽い汚れ落としなどに適しています。ただし、傷つきやすい素材(フッ素加工のフライパンやプラスチック製品など)に使用する際は、目立たない場所で試すか、使用を控えるようにしてください。
この simple な DIY で、日々の暮らしの中で少しでも無駄を減らし、地球にもお財布にも優しい生活を送るきっかけになれば幸いです。手作りの楽しさを感じながら、家の中を綺麗に保ってみてください。