節約とエコを両立!石鹸の残りカスで簡単液体石鹸DIY
石鹸の残りカス、どうしていますか?
固形石鹸を使い続けると、どうしても小さくなって泡立てにくくなり、そのまま捨ててしまうという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、この小さな残りカスも立派な資源です。少しの工夫で、毎日の暮らしに役立つ液体石鹸に生まれ変わらせることができます。
石鹸の残りカスを活用することで、無駄を減らし、新しい洗剤を購入する頻度を減らすことにもつながります。今回は、家庭にあるもので簡単にできる、石鹸の残りカスを使った液体石鹸の作り方をご紹介します。手軽にゼロウェイストと家計の節約を同時に叶えましょう。
必要な材料・道具
このDIYに必要なのは、普段ご家庭にあるものや、安価で手に入るものだけです。特別な材料や複雑な道具は一切使いません。
- 石鹸の残りカス:固形石鹸の種類は問いません。様々な種類の石鹸の残りカスを混ぜて使用することも可能です。
- 水:石鹸の量に対して5倍~10倍程度(お湯を使うと溶けやすいです)
- 鍋 または 耐熱容器(電子レンジ対応)
- 混ぜる道具(菜箸やスプーンなど)
- 保存容器:使い終わった液体洗剤のボトルや、ポンプ式の容器などが再利用できます。
手作り液体石鹸の作り方
とても簡単ですので、ぜひ試してみてください。
- 石鹸の残りカスを細かくする 石鹸の残りカスを包丁で細かく刻むか、おろし金ですりおろします。小さければ小さいほど、後の工程で溶けやすくなります。お子様と一緒に作業する場合は、怪我のないように注意してください。
- 水と石鹸を混ぜる 鍋に細かくした石鹸の残りカスと水を入れます。水加減は石鹸の量や好みの濃度に合わせて調整してください。目安としては、石鹸1に対して水5~10の割合です。最初から水の量が多すぎると薄まりすぎる可能性があるため、少なめから始めて後で調整するのも良い方法です。
- 加熱して溶かす 鍋を弱火にかけ、木べらなどでゆっくりかき混ぜながら石鹸を溶かします。沸騰させないように注意し、焦げ付かないように混ぜ続けてください。石鹸が完全に溶けて液体状になれば火を止めます。 (電子レンジを使用する場合)耐熱容器に石鹸と水を入れ、ラップをせずに電子レンジで加熱します。様子を見ながら、吹きこぼれないように注意して加熱と混ぜる作業を繰り返します。完全に溶けるまで行ってください。
- 冷まして容器に移す 完全に溶けた石鹸液を常温で冷まします。冷める過程でとろみがついて液体石鹸らしくなります。冷めたら、再利用するボトルなどの保存容器に移し替えます。漏斗(じょうご)があると便利です。
これで、手作りの液体石鹸の完成です。
かかる時間と難易度
- かかる時間: 15分〜30分程度(石鹸を溶かす時間によります)
- 難易度: 初級(★★☆☆☆)
火を使わない電子レンジでの方法を選べば、さらに手軽に行うことができます。
期待できる効果・メリット
この手作り液体石鹸を活用することで、様々なメリットが得られます。
- ゼロウェイストの実現: 捨ててしまうはずだった石鹸の残りカスを最後まで使い切ることができます。これは小さな一歩ですが、家庭から出るゴミを減らすことにつながります。
- 家計の節約: 新しいハンドソープや軽い汚れ用の洗剤などを購入する頻度を減らすことができます。例えば、年間で数本の液体洗剤を購入していた場合、この手作り石鹸で代用すれば、数千円の節約になる可能性も十分にあります。
- 様々な用途に活用可能: 手洗いはもちろん、食器の予洗い、換気扇やコンロ周りの油汚れの拭き掃除、靴下やYシャツの襟袖などの部分洗いなど、様々な場所で活躍します。用途に合わせて水の量を調整し、濃度を変えることも可能です。
まとめ
石鹸の残りカスを使った液体石鹸作りは、とても簡単でありながら、ゴミを減らし、家計を助ける素晴らしい方法です。特別な準備は何もいりません。今日からでもすぐに始められます。
作る際は、石鹸の種類によって泡立ちや使用感が異なることがあります。また、手肌に合わない場合もありますので、まずは少量から試してみることをお勧めします。アロマオイルを数滴加えれば、香りつきの液体石鹸にすることもできますが、天然成分のものでも肌に合わない可能性があるので注意が必要です。
この手作り液体石鹸を日々の暮らしに取り入れて、無理なく楽しくゼロウェイストな生活を実践してみてください。