不要な布がエコなバッグに!縫わないで作れる結び布DIY
不要な布がエコなバッグに!縫わないで作れる結び布DIY
毎日の買い物やちょっとした荷物を持ち運ぶ際、使い捨ての袋を減らしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。また、贈り物をする際に発生するラッピングのゴミも気になるところです。
ここでは、ご家庭に眠っている不要な布を活用して作る「結び布」、別名「アズマ袋」のような簡単なバッグの作り方をご紹介します。この方法は縫う必要がなく、ハサミ一つあれば手軽に挑戦できます。エコで実用的なこの結び布は、ゴミを減らしながら家計の節約にも繋がります。
結び布(アズマ袋風)とは?エコで便利な活用法
結び布は、もともと日本の文化で物を包んだり運んだりするために使われていた布袋の一種です。一枚の布を畳んで作るシンプルな構造で、両端を「結ぶ」ことで袋状になります。
この結び布を自分で手作りすれば、不要になった衣類やシーツなどを再利用でき、ゴミの削減に直結します。また、レジ袋の代わりにエコバッグとして使用したり、プレゼントを包むラッピング材として使ったりすることで、使い捨ての袋や紙の消費を抑えることができます。
準備するもの
結び布を作るために必要なものは、ご家庭にあるものだけです。
- 不要な布: 古くなったTシャツ、シャツ、シーツ、ハンカチ、風呂敷など、ある程度の大きさがある四角い布(または四角にできる布)。目安として、完成時に小さめのエコバッグサイズにするなら、幅40cm×長さ120cm程度の長方形の布が適していますが、お好みのサイズに合わせて調整可能です。厚すぎず薄すぎない、扱いやすい布がおすすめです。
- 裁ちばさみ: 布を切るために使用します。
簡単!縫わない結び布の作り方
今回は、針や糸を使わず、ハサミだけで簡単に作れる方法をご紹介します。
- 布を準備する: 用意した布を広げ、平らな場所に置きます。布が正方形の場合は、長い辺を3等分するイメージで縦長に二つ折りにします。長方形の布の場合は、そのまま使用します。長い辺が上下になるように置くと作業しやすいでしょう。
- 印をつける: 布の長い辺を上にした状態で、布の左端から全体の長さの約1/3のところに縦に印をつけます。次に、布の右端から全体の長さの約1/3のところにも縦に印をつけます。布が長方形の場合、両端の印と中央の印の間隔がほぼ等しくなるように調整してください。
- 切り込みを入れる: 左端の印から、布の短い辺に向かって真っ直ぐ切り込みを入れます。布の端まで完全に切り離さないように注意してください。布の短い辺から約1cm〜2cm程度内側で止めるのが目安です。同様に、右端の印からも布の短い辺に向かって切り込みを入れます。
- 形を整える: 切り込みを入れたら、布を広げて形を整えます。中央の切り込みが入っていない部分が袋の本体になり、両端の切り込みが入った部分が結び紐になります。
- 完成: これで縫わない結び布の完成です。荷物を入れたら、両端の紐を結んで袋状にして使用してください。
完成までにかかる時間と難易度
この結び布DIYにかかる時間は、布の準備を含めても5分から10分程度です。布を切る作業だけなので、非常に短時間で完成します。
難易度は初心者向け、超簡単です。ハサミを使って真っ直ぐ布を切ることができれば、どなたでも気軽に挑戦できます。縫い物が苦手な方やDIYが初めての方にもおすすめです。
得られる効果とメリット
- ゴミ削減: 不要な布を再利用することで、布ゴミを減らせます。また、完成した結び布をエコバッグやギフトラッピングとして使用することで、レジ袋や使い捨ての包装材の消費を抑え、プラスチックや紙のゴミを削減できます。
- 家計の節約: レジ袋購入費用やラッピング材の購入費用を削減できます。
- 実用性: 買い物や散歩など、ちょっとした外出時のサブバッグとして活躍します。また、お弁当を包んだり、小物を整理したりする袋としても便利です。
- デザイン性: 使う布によって様々なデザインの結び布が作れます。お気に入りの柄の布や、思い出の詰まった服の布を活用すれば、愛着のあるオリジナルアイテムになります。
まとめ
不要になった布が、少しの工夫でエコで便利な結び布に生まれ変わります。ハサミ一つで手軽に作れるので、ぜひご家庭で試してみてください。お買い物に行く際や、ちょっとしたお裾分けをする際などに活用すれば、無理なくゼロウェイストな生活に繋がります。様々な布でいくつか作っておけば、用途に合わせて使い分けも可能です。