家庭にある段ボールを活用!簡単収納ボックスの作り方と節約効果
家庭の段ボールが立派な収納ボックスに!簡単DIYでゼロウェイストと節約を両立
自宅に溜まりがちな段ボール箱。一度使ったら捨てるもの、と思っていませんか?実は、この段ボールを工夫するだけで、お部屋の整理整頓に役立つ便利な収納ボックスに変身させることができます。特別な材料や難しい技術は一切必要ありません。家庭にある身近な道具を使って、手軽にできる段ボール収納ボックスの作り方をご紹介します。
このDIYは、不要になった段ボールを再利用することでゴミを減らすゼロウェイストにつながるだけでなく、市販の収納ボックスを購入する費用を節約できるという大きなメリットがあります。使いたい場所や収納したいものに合わせてサイズを自由に決められるのも魅力です。
必要な材料・道具
この収納ボックス作りで使うのは、どれもご家庭によくあるものばかりです。
- 段ボール箱: 作りたい収納ボックスのサイズに合わせて、丈夫なものを選んでください。大きめの段ボールがあれば、そこから必要なパーツを切り出せます。
- カッターナイフ または はさみ: 段ボールを切るために使用します。カッターナイフを使う場合は、下にカッターマットや厚紙を敷いて作業してください。
- 定規: 寸法を測ったり、直線を引いたりするのに使います。
- 鉛筆: 寸法を書き込んだり、線を描いたりするのに使います。
- ガムテープ または 布テープ: 段ボールを組み立て、固定するために使います。粘着力の強いものが適しています。セロハンテープでも仮止めはできますが、強度を出すならガムテープや布テープをおすすめします。
- (お好みで)装飾用の布や紙、両面テープなど: 箱の外側や内側を覆って見た目を良くしたい場合に用意してください。必須ではありません。
作り方(チュートリアル)
では、実際に段ボールを使って収納ボックスを作ってみましょう。
- 完成サイズの決定と段ボールの準備: まず、どのようなものを収納したいか、どこに置きたいかを考えて、作りたい収納ボックスの縦、横、高さを決めます。次に、用意した段ボール箱を解体し、平らな状態にします。底面や側面についているテープを剥がし、折り目を丁寧に伸ばしてください。
- パーツの採寸と印つけ: 解体した段ボールに、定規と鉛筆を使って必要なパーツの寸法を書き込みます。必要なパーツは、底面1枚と、その底面の各辺の長さを持つ側面4枚です。例えば、底面を縦30cm、横20cm、高さを15cmの箱を作りたい場合、底面は30cm×20cm、側面は30cm×15cmが2枚、20cm×15cmが2枚必要になります。(後で組み立てる際に、側面の幅を底面の厚みに合わせて調整する必要があります。) 側面のパーツには、組み立てたときに箱の形になるように、底面と接する辺から高さ分(この例では15cm)の位置に折り目を付けるための線を引いておきます。また、側面同士を貼り合わせる「のりしろ」部分も考慮して寸法を決め、印をつけます。のりしろは1.5cm〜2cm程度あれば十分です。
- パーツの切り出し: 印をつけた線に沿って、カッターナイフまたははさみを使って段ボールを丁寧に切り出します。カッターナイフを使う場合は、一度に深く切ろうとせず、数回に分けて力を加えるときれいに切れます。手を滑らせないよう、十分注意して作業してください。
- 折り目をつける: 側面パーツに引いた、底面との境になる線に沿って折り目をつけます。完全に折ってしまわず、カッターの背や定規の角などを使って軽く筋を入れるようにすると、きれいに折り曲げることができます。
- 箱の組み立て: まず底面パーツを置き、その四辺に側面パーツを立てるように配置します。側面パーツののりしろ部分を使って、隣り合う側面や底面にガムテープや布テープでしっかりと固定していきます。外側だけでなく、箱の内側からもテープで補強するとより頑丈になります。すべての側面が立ち上がり、箱の形になったら、テープで全体をしっかりと固定して完成です。
- (お好みで)装飾: 見た目を良くしたい場合は、箱の外側や内側に好みの布や紙を両面テープや糊で貼り付けて装飾します。デコレーションすることで、お部屋のインテリアにも馴染むオリジナルの収納ボックスになります。
かかる時間と難易度
- かかる時間: 30分〜1時間程度(サイズや装飾の有無によります)
- 難易度: 簡単、初心者向け
カッターナイフを使う際に注意すれば、難しい工程はありません。お子様と一緒に作る場合は、はさみを使ったり、大人の方が切る作業を担当したりするなど、安全に配慮してください。
期待できる効果・メリット
この段ボール収納ボックスDIYは、以下のような効果をもたらします。
- ゴミの削減: 捨てるはずだった段ボールを再利用することで、ゴミを減らすことに貢献できます。これはまさにゼロウェイストの考え方につながります。
- 家計の節約: 市販の収納ボックスはデザインやサイズによって異なりますが、1個あたり数百円から千円以上かかることもあります。段ボールを無料で再利用することで、これらの購入費用を丸ごと節約できます。いくつも必要な場合は、かなりの節約につながるでしょう。
- 整理整頓の促進: 収納ボックスがあることで、小物や雑貨、衣類などをすっきりと整理できます。お部屋が片付くと気持ちもすっきりします。
- 自由なサイズ設定: 既製品では見つかりにくい、特定の場所や収納したいものにぴったりのサイズの箱を作ることができます。
まとめ/その他
段ボールで作る収納ボックスは、軽くて扱いやすいというメリットがあります。ただし、水濡れには弱い点と、あまり重いものを入れすぎると底が抜けてしまう可能性がある点には注意が必要です。
より強度を上げたい場合は、段ボールを二重にしたり、底面に厚紙などを敷いたりする工夫もできます。また、側面に穴を開けて取っ手を取り付けたり、複数の箱を組み合わせて引き出しのように使ったりと、様々なアレンジが可能です。
ぜひ、ご家庭に眠っている段ボールを活用して、オリジナルの収納ボックス作りに挑戦してみてください。手軽にゼロウェイストと節約を実践できる、おすすめのDIYアイデアです。